utils.h
utils.h をインクルードすることで利用できるマクロを紹介します。
S_OCTET(x)
1バイトをメモリを書き込む。
uint8 *q = &sTx.au8Data[0];
S_OCTET(0x12);
S_BE_WORD(0x1234);
S_BE_DWORD(0x12345678);
uint8 *q をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。代入演算子の評価後 q++ が実行される。
S_BE_WORD(x)
2バイトをメモリを書き込む。
uint8 *q = &sTx.au8Data[0];
S_OCTET(0x12);
S_BE_WORD(0x1234);
S_BE_DWORD(0x12345678);
uint8 *q をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。代入演算子の評価後 q+=2 が実行される。
BE はビッグエンディアン、LE はリトルエンディアン。
S_BE_DWORD(x)
4バイトをメモリを書き込む。
uint8 *q = &sTx.au8Data[0];
S_OCTET(0x12);
S_BE_WORD(0x1234);
S_BE_DWORD(0x12345678);
uint8 *q をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。代入演算子の評価後 q+=4 が実行される。
BE はビッグエンディアン、LE はリトルエンディアン。
G_OCTET()
1バイトメモリを読み込み uint8 型の変数に値を格納する。
uint8 *p = &sRx.au8Data[0];
uint8 u8data1 = OCTET();
uint16 u16data2 = G_BE_WORD();
uint32 u32data3 = G_BE_DWORD();
uint8 *p をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。=演算子の評価後 p++ が実行される。
G_BE_WORD()
2バイトメモリを読み込み uint16 型の変数に値を格納する。
uint8 *p = &sRx.au8Data[0];
uint8 u8data1 = OCTET();
uint16 u16data2 = G_BE_WORD();
uint32 u32data3 = G_BE_DWORD();
uint8 *p をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。=演算子の評価後 p+=2 が実行される。
BE はビッグエンディアン、LE はリトルエンディアン。
G_BE_DWORD()
1バイトメモリを読み込み uint8 型の変数に値を格納する。
uint8 *p = &sRx.au8Data[0];
uint8 u8data1 = OCTET();
uint16 u16data2 = G_BE_WORD();
uint32 u32data3 = G_BE_DWORD();
uint8 *p をローカル変数として宣言しておき、データを読み込みたい領域のポインタとしておく。=演算子の評価後 p+=4 が実行される。
BE はビッグエンディアン、LE はリトルエンディアン。
ENCODE_VOLT(x)
2000~3600 の値を 8bit 値に変換します。
1.95~2.80V は 5mV 刻み
2.81~3.65V は 10mV 刻み
// utils.h の定義
#define ENCODE_VOLT(m) \
(m < 1950 ? 0 : \
(m > 3650 ? 255 : \
(m <= 2802 ? ((m-1950+2)/5) : ((m-2800-5)/10+171)) ))
...
uint16 u16Volt = 2860;
uint8 u8Volt_enc = ENCODE_VOLT(u16Volt);
uint16 u16Volt_dec = DECODE_VOLT(u8Volt_Enc);
2000~2800 の値は 5 刻み、2800~は10 刻みで 8bit 値に割り当てます。
DECODE_VOLT(x)
ENCODE_VOLT() により得られた8bit値を元の値に戻します。
1.95~2.80V は 5mV 刻み
2.81~3.65V は 10mV 刻み
// utils.h の定義
#define DECODE_VOLT(i) \
(i <= 170 ? (1950+i*5) : (2800+(i-170)*10) )
...
uint16 u16Volt = 2860;
uint8 u8Volt_enc = ENCODE_VOLT(u16Volt);
uint16 u16Volt_dec = DECODE_VOLT(u8Volt_Enc);
2000~2800 の値は 5 刻み、2800~は10 刻みで 8bit 値に割り当てます。
vPortAsInput(c)
ポートcを入力に設定する
#define vPortAsInput(c) vAHI_DioSetDirection(1UL << (c), 0)
vPortAsOutput(c)
ポートcを出力に設定する
#define vPortAsOutput(c) vAHI_DioSetDirection(0, 1UL << (c))
vPortSetHi(c)
ポートcをHi状態にする
#define vPortSetHi(c) vAHI_DioSetOutput(1UL << (c), 0)
vPortSetLo(c)
ポートcをLo状態にする
#define vPortSetLo(c) vAHI_DioSetOutput(0, 1UL << (c))
vPortSet_TrueAsLo(c, s)
ポート c を s が TRUE なら Lo, FALSE なら Hi に設定する
#define vPortSet_TrueAsLo(c, s) vAHI_DioSetOutput((s) ? \
0 : 1UL << (c), s ? 1UL << (c) : 0)
bPortRead(c)
ポート c を読み出す。Loレベルなら TRUE が返る
#define bPortRead(c) ((u32AHI_DioReadInput() & \
(1UL<<(c))) ? FALSE : TRUE)
u32PortReadBitmap()
ポート c を読み出す。Loレベルなら TRUE が返る。
#define u32PortReadBitmap() (u32AHI_DioReadInput())
ビットマップの1がHi,0がLoとなります。
bPortCheckBitmap(bitmap, c)
読みだしたビットマップのポート c に対応するビットがLoレベルならTRUEを返す。
#define bPortCheckBitmap(bitmap, c) \
(bitmap & (1UL<<(c))) ? FALSE : TRUE)
vPortDisablePullup(c)
ポート c のプルアップを停止する。
#define vPortDisablePullup(c) vAHI_DioSetPullup(0x0, 1UL << (c))
_C
switch でスコープを定義したい場合 _C { … } と記述している。
#define _C if(1)
// for example
switch(c) {
case 1:
_C {
uint8 u8work;
; // work
} break;
default:
}
LB
改行コード (CRLF) 文字列です。
2バイトの文字列リテラルですので、vPutChar() では利用できません。
#define LB "\r\n"
// for example
vfPrintf(&sSerStream, "HELLO WORLD!" LB);
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