cbToCoNet_vTxEvent()

解説

無線パケットの送信が終了したときに、完了通知として呼び出される。

無線パケットの送信は API により送信要求を行うが、送信完了まで不確定の遅延が発生します。また、TWENET では送信に遅延を設定したり、再送を行ったりする機能があり、場合によっては複数の送信要求と実際の送信完了の順序が前後することもあります。

Ack 付き送信の場合は、Ack を受け取ったら成功。

出来るだけ短い時間に多くのパケットを送りたい場合は、送信完了確認後、速やかに次の送信要求を行います。

送信要求は送信キューに格納されます。送信キューを超えた要求は無視されます。

遅延を設定した送信を複数要求した場合、同時に処理される要求数はデフォルトで3です。(モジュール ToCoNet_USE_MOD_TXRXQUEUE_MID

引数

名前
詳細

uint8

u8CbId

送信要求との紐付けを目的としてアプリケーションで設定するID。

uint8

u8Status

(u8Status & 0x01) == 0 なら失敗。1 なら成功。

u8Status

送信種別
成功条件

MAC Ack 付き送信

MAC Ack を受け取れば成功。

MAC Ack 無し送信

一度でもパケットが送信されたら成功。

ネットワーク層の送信

隣接ノードへの配送が実施されれば成功(複数ホップをすることで最終配送先に伝達されるが、最終配送先へ届いたかどうかは本ステータスでは確認できない)

MAC Ack は単純な電文応答です。実際は相手に送信できていたが失敗と報告される場合、また、ごく稀に成功と報告されたが相手が受け取っていない場合があります。

戻り値

なし。

サンプル

void cbToCoNet_vTxEvent(uint8 u8CbId, uint8 bStatus) {
	if(bStatus & 0x01) {
		// success
	} else {
		// fail
	}
}

最終更新