UART
TWELITE 無線マイコンには 2ch の UART ハードウェアが利用できます。この UART ポートは各々16バイトのハードウェアFIFOバッファーがあります。
TWELITE NET での処理については SERIAL ライブラリを用いるのが標準的な方法です。SERIAL ライブラリ内でUART の割り込み処理を行い、マイコン内に割り当てたFIFOメモリを用いた入出力手続きを API としてを提供します。
初期化
tsSerialPortSetup 構造体に初期化パラメータを格納して SERIAL_vInit() 関数を呼び出します。ここでシリアルデータの入力用と出力用に使うFIFOバッファー用のメモリ領域を静的に確保しておく必要があります。
また出力用に tsFILE 構造体を用意しておきます。
出力
出力には vfPrintf() または vPutChar() を用います。パラメータに tsFILE 構造体へのポインタを指定します。
システム起動時またはスリープ復帰時の初期化直後の出力処理が不安定になる場合があります。動作に問題がある場合は、時間をおいて出力するようにしてください。
以下は無線パケット受信時に、パケットの情報を出力する例です。
全ての出力をしてからスリープに入る時など、出力完了を待ちたい場合は SERIAL_vFlush() 関数を呼び出します。この関数は出力のキューが空になるまでブロックします。
出力完了待ちの処理で動作が不安定になる場合があります。この場合は、この待ち処理を削除して動作確認します。
待ち処理を省略し出力が途切れる場合は、出力用のFIFOメモリを余分に確保します。
入力
入力があると、ライブラリ内で初期化時に登録したFIFOメモリにデータが投入されます。このデータを SERIAL_bRxQueueEmpty() と SEREAL_i16RxChar() により読み出します。
この処理は cbToCoNet_vMain() 処理中に記述します。
最終更新