NBビーコン方式の接続
中継器や親機は定期的にNBビーコンを送出し、このビーコンを受信したルータは、受信した NBビーコンにもとづき上位ノードを決定する方法です。
各ノードが始動時などに近隣探索(NBSCAN)を実行し、上位ノードを決定する方法もあります。これに比べ以下のメリットがあります。
ネットワークが一斉に始動した時の混乱を避けられる
非常に混雑したネットワークでの探索失敗リスクが減少する
反面NBビーコンを受信できるまで上位ノードが決定できないため、電波条件が良い場合は余分に時間を必要とすることです。
TWELITE NET 1.2 では、従来提供していた近隣探索(NBSCAN)を用いた方式も動作可能ですが、新規実装には推奨しません。
プログラミングについて
tsToCoNet_NwkLyTr_Config
構造体の設定パラメータにより NB ビーコンモードを設定する。本モードを利用する場合 Parent ならびに Router は必ず設定が必要である。
コード例
上位ノード決定方法について
上位ノードは原則として約10秒に1回NBビーコン送信を行います。過去 120 秒以内に到達したパケットで、到達回数やLQIを評価して上位ノードを決定します。
到達履歴として最大6ノード、各ノードにつき8パケット分を評価します。
制限事項
子機は LAYERTREE_MININODE 方式、中継器、親機は NBビーコン方式という組み合わせを想定します 。(App_Tag向け)
同一レイヤ内を中継する SUBTREE には対応しません。
最終更新