NB SCAN
NB SCAN (Neighbour Scan) は、近隣のノードを探索する目的で使用します。
探索を行うノードは、応答要求の同報通信を行います。これに周囲のノードが応え、応答のあったノードの一覧を報告します。探索されたノードは LQI の順にソートされます。
単純ネットのみ利用可能。
比較的通信が安定し、通信量も少ない条件では探索の成功率が高くなりますが、条件が悪化すると全く探索できなくなる場合もあります。
条件の悪い場所では、存在を知らせるべきノードが定期的に同報通信によるビーコンパケットを送信し、探索側がこのビーコンを受信しながら近隣ノードの存在を確認する実装を行います。
定義
探索する側はToCoNet_USE_MOD_NBSCAN
を、探索される側はToCoNet_USE_MOD_NBSCAN_SLAVE
を定義しておく。
関数
ToCoNet_EnergyScan_bStart()
近隣探索を開始します。
引数
戻り値
ToCoNet_NbScan_bStartToFindAddr()
特定アドレスのノードを見つける目的で、近隣探索を開始します。
同じチャネルのノードが存在するかは、MAC Ack 付きのパケット送信を試みれば確認できますが、ノードのチャネルの設定が不明である場合に利用します。
引数
戻り値
イベント
結果は cbToCoNet_vNwkEvent() より E_EVENT_TOCONET_NWK_SCAN_COMPLETE イベントにて報告されます。イベント引数には tsToCoNet_NbScan_Result 構造体へのアドレスが指定されます。
pu8Result の値
レベルは 0..255 の値を取り、0 が最弱、255が最強となる。値が高いほどノイズの多いチャネルとなります。
構造体
tsToCoNet_NbScan_Result
近隣探索の結果を格納する構造体。
u8scanModeのビットマップ
tsToCoNet_NbScan_Entitiy
近隣探索で発見された各ノードの情報を格納した構造体。
サンプル
最終更新